Tuesday, July 5, 2011

4日目(研修2日目) Visitorがやって来た

マニラの~ど真ん中で~夜の11時に~迷子になったぁ~(ウルルン滞在記的に読んでください


・・・・・・・・はい、というわけで昨日一人で家に帰ろうとしたら見事に迷いました。夜の11時ごろ。怖くて死ぬかと思いました; 適当に話しかけた道端のお兄ちゃんやジプニーのドライバーさんに助けられて何とか0時ごろ帰宅。名前も知らないしお互い言葉も通じなかったんですが、助けてくれた人たちに感謝感謝の気持ちです。

やっと家に帰ることができたので疲れてすぐ寝てしまいました。が2日目がいろいろ濃い一日だったので振り返りたいと思います!笑

昨日は10時からオフィスに訪問客があるとのことで、9時半には出勤しました。訪問客というのは、関西から来た日本人男性、Iさん。昨日の私の役割はずばり通訳することでした。


10時にIさんがいらっしゃったのでスタッフとIさんの間の通訳をしつつ働いているNGOについて紹介していました。Iさんはフィリピン、JFC問題についてとても深い知識をお持ちの方で、勉強になることも多かったです。いかんせん質問が深すぎて、私のつたない英語では伝わりきらないことがしばしばありました。笑 通訳って思うよりずっと難しいということがわかりました。まず知識がないと、それをスムーズに違う言語に変換できないんですよね。本当に通訳するためには、その道の知識が深くなければいけない。もっとフィリピンのことを勉強しなきゃと思いました。

そしてお昼にはIさんに連れられ、私と数人のスタッフは高級韓国料理レストランへ!このレストランは(多分)マカティというオフィス街(日本で言う新宿かなぁ)にあって、外国人のビジネスマンがたくさん。他のお客さんもとてもお金持ちそうで、ウェイターは英語も韓国語も完璧でした。雰囲気が高級でカメラが取り出せなくて…だから食事の写真は撮ってません。笑

そこでIさんが一番疑問だ、と仰っていたのが「なぜJFCの子ども達は日本語の名前なのか?」ということでした。JFCの子ども達は父親に会ったことがない子や、父親がフィリピン人の母親と結婚する前にすでに別れてしまっている場合でも、日本語の名前の子が多いんです。生まれる前に別れているのに、なぜフィリピン人女性は日本人の名前を子どもにつけるのか、自分たちを捨てた日本人の父親(または日本)を恨んでいないのか、ということです。考えもしなかったですが、よく考えると確かに疑問ですよね。スタッフの中には実際に日本人男性の子どもを産んだことがあるフィリピン人女性もいました。彼女達に聞いてみると、捨てられてもやはり父親である男性のことを愛している、そして、子どもに日本人としてのアイデンティティがあることを忘れないようにするため、と言っていました。また、いつか日本国籍がとれるかもしれないし、将来日本で働く機会もあるかもしれない、というわずかな希望を持って日本語名をつけるのだそうです。フィリピンの人は愛を一番大切にすると前にスタッフが言っていましたが、彼女たちの純粋さがよく表れていると思いました。

また、もう1つなるほど!と思ったことがありました。Iさんはよくフィリピンの美容院を利用するのですが、今週美容室によったら美容師が妊娠していて、相手が日本人男性でしかも妊娠後逃げられたということだったようです。そこで今どう思っているかその女性に聞くと、'half sad but half happy'と言われてIさんは理解できなかったとおっしゃってました。それについてもスタッフに聞くと、逃げられたということは悲しいけれど、子どもは神様からの'gift'(贈り物)であって母親は'blessed'(祝福されている)からhappyだと思うのだそうです。そして、話の中でそれはフィリピンの人々に強いカトリック信仰が根付いているからということが分かりました。その瞬間私もIさんもなるほど!と思いました。だからフィリピンの女性はできた子供を堕胎しないし、多少の困難はあっても絶対に子どもを育て上げるんです。日本では普通そういう考えはしないだろうなぁ、と思い、強く文化の違い、価値観の違いを感じる瞬間でした。しかしフィリピン女性がどう考えどう行動するのかという根底の部分に触れられた気がして勉強になりました。

と真面目な話はここまでにして…
そのあとは雨期のフィリピン特有のものすごい雨が降り、今日はやることが翻訳しかなかったので地道に翻訳作業をしていました。この日のおやつはハンバーガー。



実はこのハンバーガーショップ、NGOの元クライアントの方がやっているショップなんです。オフィスの近くの通りに店を出しています。とってもおいしかった^^クライアント(=元出稼ぎ労働者)の方がこうやって自立して頑張っているのを見て、スタッフも励まされているようです。


夕食にはIさんがまたもやスタッフと私をレストランに連れて行ってくださいました。

レストランまで行くのに電車にのったのですが、新しい電車でとてもきれい^^ フィリピンにはMRTとLRTという電車のラインがあって、私は大体MRTに乗るんですが今日はLRTでした。LRTは新しくきれいなので乗り心地も最高です。で、気持ちよく乗っていたら…"girl, your pants is showing up!"と隣の人言われました。・・・・・・・?と思って後ろを見ると、今日のズボンが緩すぎてちょっとパンツが見えかけてました。笑 恥ずかしすぎて死にそうでした…早くベルト買います!← とにかく知らせてくれたおばさんに感謝。女性専用車両じゃなかったらどうなっていたことやら。

電車を乗って着いた先はフィリピンでは最高級のレストラン!見た目は意外とファミレス風(笑 ですが、ウェイターは丁寧、味は最高、周りには高級ホテルやカジノ、大型ショッピングモール…見渡せば日本人、韓国人、中国人、ヨーロッパ人…とフィリピンではあまり見られない光景が広がっている地域を見ることが出来ました。普通のトライシクルは8ペソくらいですが(前日参照)、ここではちょっとの距離で50ペソもとられてしまう。そんな高級な町でした。
日本料理店もたくさん。焼肉屋さん「叙城苑」もありました!!……叙々苑のパクリでしょうかw

レストランに入ると中国系フィリピン人の家族が多数。中国系フィリピン人はモールを建てたり高級レストランを所有していたりと、経済的に優位に立っている系統なんだそうで、ウェイターさんも中国系が多かったです。

食べたものはこんな感じ↓







飲み物は面白いものがたくさんあって、↑のものはゼラチン、タピオカ?、かき氷みたいなものが全部ミックスされて入ってる不思議な飲み物でしたw



おいしかったですよ~:)とっても高いお値段でしたがw
そしてレストランを出たのが遅かったため、一人で帰ることになったんですね。それで冒頭にもあったように、見事に迷ってしまったのです・・・まぁ4日目なのに一人で帰ろうとすること自体が無謀ですが;寮の皆を心配させてしまいました。申し訳ない。。。これからはスタッフにくっついて通勤したいと思います。でもいつか一人で乗れるようにならないといけないですね。

そんな2日目でした^^


おまけ…
フィリピンのスーパーマーケットはこうやってバナナを売っている!




これが何本もフルーツコーナーに立っています。恐るべしフィリピン……!!!

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