Tuesday, September 13, 2011

Salamat Philippines♥

67日で、私のフィリピン滞在記は終了です。このブログも終わり。
私は帰国翌日から学校が始まったため、東京で普通の生活に戻りました。まだフィリピンでインターン中の学生はたくさんいます。それを考えると今すぐ戻りたい!という気持ちになってしまいますが、9週間十分いろいろやれたので、そこは切り替えて日々の勉強を頑張りたいと思います。…という願望。笑

67日の滞在を終えて一番言いたいことは、フィリピン大好き!!!!!っていうことです。すごく単純だけど。こんな気持ちにさせられるくらい、フィリピンは温かさと魅力がたくさんの国です。また必ず行きたいです。まだそれ以外のことは、頭が整理できていないので書けません…今度またゆっくりブログを読み返して考えがまとまったら書きたいと思います。いつになるかは分かりません。笑



↑フィリピン大学正門からの景色★

改めまして、このインターンに関わってくれた全ての人に心から感謝です。
Salamat(ありがとう)!!!

67日目 Bye bye, Philippines

67日目。ついにこの日が来たか、という感じ。ちょうど9週間目の日。
本当に朝からツラくて、泣きそうでした。いや、本当ですよ。笑

8時にアイセッカーが迎えに来るということで、待つ。が、もちろん8時には来ない。

その間お世話になった家の人にお手紙を渡し、一緒に住んでいたスタッフの2人、ate RoseとJuliusにお別れをし、ふーちゃんと見送りに来てくれたけんじとソファでまったり。

9時前くらいにアイセッカーJames到着。ちょうど9週間前の到着の日も、彼がピックアップに来てくれました。
最後まで見送ってくれたふーちゃんとけんじ。本当にありがとう!ここでまた、涙目だった私w

空港に向かう途中、本当2カ月早かったよね、という話。今まで出会ったアイセッカーやインターン生の話や、皆集まったパーティの話し、いろいろしましたが、どれもがずっと前にあったんじゃないかってくらい思い出に変わってました。懐かしかったです。

ちょっと早めに空港に着いたため、近くにある巨大なモールなどを見せてもらい、時間になったため空港のゲートへ。本当にフィリピンとはお別れ。ここからは1人でimmigrationに入り、そしてもう日本。考えたら悲しくて切なくて、また涙目に。笑 どんだけ涙目になるんだ、って感じですがw 心配されてかなり慰められて笑、ゲートへ。ありがとう、と何回か言いました。本当にありがとうの気持ちでいっぱいでした。

空港でimmigrationを通過するも、飛行機がかなり遅れていました。中国人に絡まれるというハプニングもあり笑、かなりビビりました。空港で受け取ったメール、ふーちゃん、けんじ、ジュリウス、ジェームス、りょうすけくんから。あれでかなり安心出来ました。何度言っても足りないくらいですが、ありがとう:)

ようやく飛行機が出発。何かいろいろな気持ちが入り混じって寝れずにいると、隣の席の女性に話しかけられる。

Japanese?

…もしかしてちょっとフィリピン人に見えたかな^^;

そうだよ~と言うと、フィリピンで何してたのー?という話し。20代に見えるけど、30代前半の方でした。よくよく話を聞いてみると、日本人男性と結婚して、5か月になる子どもがいるとか。

えっJFC!?と思ってさらに話を聞くと、フィリピンで産んだけど、日本では働かなくちゃいけないからフィリピンにいる両親に子どもを預けてきた、寂しい、と。

ほうほう。何の仕事してるの?



クラブで働いてるの。

…新たなNGOのクライアントになりそうな人がここに。

確かにちょっとクラブのお姉さん的な雰囲気を醸し出している彼女。17歳の時日本に初めて来て、それから日本とフィリピンを行ったり来たりの生活だそうです。フィリピンに帰りたいけど、貧しいから日本で働いているそう。日本語は多少話せるようで話してくれたけれど、日本語は知りたくないから勉強しない、と。

なんで?

と聞くと、

お客さんが汚い言葉で喧嘩したりする、その言葉は理解できないけどすごく悪いことを言っているように感じる。それが理解出来たらもっといやな気分になるから、日本語は勉強したくない。それにほら、私の仕事って、心がない仕事でしょ。だからお客さんの話し聞いてるだけで、話さなくてもいいし。

そう言っていました。「心の無い仕事」っていう部分は日本語で。その日本語、どこで覚えたんでしょう。

私はフィリピンで、日本語を教えていました。皆日本語を話すのが好きで、上手になりたくて、一生懸命。JFCの子だけでなく、以前日本のクラブで働いていた女性も生徒にいました。だから、日本でつらい経験をした人でも、日本自体のことは嫌ってないんだ、と勝手に思っていました。でも違った。彼女はとても日本のことが好きではなさそうだった。日本語には綺麗な言葉や良い言葉がたくさんあるのに、彼女が覚えているのは「心の無い」とか、ネガティブな日本語。悲しかったです。

彼女の夫(日本人)がどういう人なのか分からないから、彼女がどういう状況にあるのか正確には分かりません。今は本当に家庭を築けているのかもしれないし、はたまたその男性が軽い気持ちで彼女と交際しているのかもしれない。子どもを母国においてまでクラブで働き続けなければいけないという事実を客観的に見れば、その男性がしっかりとした(良心的な)人であるとは言い切れません。もしかしたら彼女に、私が見てきたクライアントの経験のような落とし穴が待っているのかもしれません。私はフィリピン女性の出稼ぎ労働者の問題を扱うNGOでインターンをしていたから、何かあったら教えて、と言いましたが、彼女はうんうん、と聞き流していたようでした。彼女が本当に普通に結婚し家庭を築けているなら、何も問題ありませんが。

彼女はその後子どもの日本国籍のパスポートを見せてくれました。この子どもは既に日本国籍を取得しているよう。それを見た瞬間ほっとしました。明日区役所に届けて、子ども手当の申請をするの、ちゃんともらえるかしら、と彼女は言っていました。区役所の人は英語が出来ない人がほとんどで、それでいつも困っている、とも言っていました。東京には在日外国人も多いんだし、もうちょっと行政の対応がよくなるといいのですが…無事に申請出来たのかなぁ。この親子の幸せを願うばかりです。

帰国日に、偶然にもこの出会い。2カ月学んだことが思わぬ形で実践?の場を迎えて自分でも驚きました。

到着ゲートで別れ、私は2カ月ぶりに友達に会いました。この時日本円を1円も持っていなかったので、本当に助かりました。笑

なんとか深夜0時に家に到着。長い1日でした。



ありがとうフィリピン!!さよならじゃなくてSee you again!です★

65,66日目 ゴミ山と生きる

65日目、スタディーツアー1日目でした。
オリエンテーションのため朝早くから出勤し、スタッフ、インターン生とJFCの皆で準備。近くの会議室を借りて行いました。



オリエンテーションではまず最初にラジオ体操的な???ダンスを踊り、自己紹介。ダンスを恥ずかしそうにやっているインターン生Jayを観察するのが面白かったです。笑 その後日本人学生+JFCのグループを作り、日本とフィリピンのユニークなところ、というテーマでディスカッションしました。食事、服装、学校やルール…たくさんの意見が出ました。また、私とけんじもインターン生として経験してきたことを皆の前でシェアリングしました。こっちで経験したことはたくさんあったのだけど、どうにも言葉がまとまらず、めちゃくちゃなことを言ってしまいました^^;もうちょっとちゃんと準備しておけばよかった…かなり後悔><



そのあとNGOの活動について説明をして、オリエンテーションは終了。スタツア組の学生たちは熱心にノートをとっていました。それから皆はJFCの家庭にホームステイするため、それぞれのステイ先に旅立ちました。

オフィスで談笑し、その後フィリピン大学内にある教会へ。この日は午後行ったんですが、それでも人がたくさん集まっていました。終わって外に出ようとすると、フィリピンに来て1番くらいに激しい雨と雷が。皆帰れずに立ち往生していました。結局30分以上待つことになり、やっとのことで大通りに出ると洪水。タクシーを掴まえるのが大変でした。急いで家の近くまで戻り、日本人インターン生、ふーちゃん・まなみ・けんじ・りょうすけくん・ふじくんとレストランへ行きました:)この日はふじくんと私のfarewellのため。たまたま見つけたレストランでしたが、かなりおいしかったです♥しかしこのメンバーでご飯を食べれたのはこれが最後だったので寂しかったです><

ちょっと遅めに帰って、寝たけどまた朝4時くらいに起床。というのも、ルームメイトまなみと、同じところでインターンしているめぐちゃんはスタツア(私たちのとは別の)のため、飛行機で南の島まで発つ予定だったからです。既に集合時間には遅れていたようで、ものすごい慌ただしく荷造りし、家の前の道で持ち物がなんちゃらかんちゃらとドタバタ劇を繰り広げ、2人は無事旅立って行きましたw笑 間に合ったみたいでよかった^^ それからまた寝て、早めに起床。




66日目、私の帰国前日。この日もスタツアに帯同し、パヤタスという地域を訪問しました。パヤタスは、ゴミ処理場のある場所で、その周りにはゴミを拾って生活している人が多く住んでいます。

ジプニーで敷地内に入ると、徐々に異臭がキツくなっていくのが分かります。ハエもそこらじゅうにまとわりついていました。奥の方には高く高く積み上げられたゴミの山。既にかなり高くつもっていて、その上を歩く人の姿が本当に小さく、遠くに見えました。



ここパヤタスで活動している日系NGO、ICANという団体にお世話になり、いろいろなところを見せて頂きました。最初はパヤタスの中の幼稚園。通常よりかなり低い料金で、小さい子供たちに教育を提供していました。英語や数字も勉強していて、しっかりと教育されているようでした。その後家庭訪問をしたのですが、私が訪問した家庭はパヤタスの中では比較的お金のある家庭でした。父親は出稼ぎでパヤタスの外に出ていて、母親と子供夫婦はパヤタスにいるのですが、皆ごみ山に登ったことはないんだとか。息子さんは勉強、母親もボランティアやフェアトレードの活動をしているようで、周りの家庭に比べて余裕はあったと思います。しかしフィリピン全体で見ればかなりの貧困層であることには変わりなく、住んでいる地域の衛生面も影響して、病気やそれに伴う費用などで本当に苦しい時期もあったようです。

この家庭は例外かもしれませんが、なぜ人々はパヤタスで生活することを選ぶのか?と質問したところ、ゴミを拾って生計を立てる方が田舎で農業をするより効率よく稼げるのから、ということでした。田舎で農業をしても、気候によって作物の出来具合が左右されることが多い。特にフィリピンでは雨期に酷い台風が来て洪水が起きたりと、作物がダメになる要因が多い。しかも収穫が出来るのは一定の時期に限る。またそれを売って、お金にするのにも時間がかかるし、どれだけの収入が得られるかも育ててみなければ分からない。その点ゴミは、毎日出るもの。尽きることが無い。気候にも左右されません。そして毎回一定量が見込めるため、収入も低いながら確実に得られる。さらに売ってすぐお金にするので時間もかかりません。都市部の近くに処理場はあるので、いろいろとアクセスがいい場所でもある。そういった理由で、地方で貧しい生活をしている人がどんどんとこのゴミ山に集まるのです。ですからここの住人は多くが地方、つまり違う島から来た人々です。

確かに違う田舎の島での生活と比べると、ゴミ山で生計を立てた方が多少はマシなのかもしれません。というのも、私は以前出張で田舎の島へ行ったのですが、やはりそこでの生活レベルの方がパヤタスより低かったと思います。電気ガス水道もなく、床が土で出来ている簡素な家。NGOのクライアントの家は、そんなところでした。

私はパヤタスに行く前、行ったら大きな衝撃を受けることになるだろうな、と思っていました。しかし、実際そこまでの大きな衝撃は受けませんでした。もちろんとても貧しいし、大変だし、つらい生活なのは感じ取れます。しかし、地方での生活はそれ以上であるということを先に知っていたため、その衝撃が軽減されたのだと思います。やはり住んでいる島によって生活のギャップは大きいようです。ともに貧しい地域、しかしその中にも違ったレベルの貧しさや、全く違う生活環境、生き方がある。改めてフィリピン国内の格差というものの大きさを感じました。

家庭訪問をしたグループごとに、得た情報をシェアリング。その後はコミュニティーヘルスボランティアとしてパヤタスの中で保健師さんのような仕事をしているお母さんたちにお話を聞きました。

フィリピンの女性は本当に力強い。スモールビジネスで家計を支えながら、こうしたコミュニティーボランティアに参加したり、フェアトレードなど新たなコミュニティーの試みに参加したり、編み物を習って商品を作ったり…コミュニティーの発展のためにいろいろな形で奮闘しているお母さんたちの姿がとても頼もしく、こうやってこのコミュニティーは少しずつ前に進もうとしているのだと思いました。もちろんそこにはICANのサポートがあります。しかしそこから学び、自立しようとする力強い女性たちの姿に本当に励まされました。

編み物の商品も、とてもクオリティーが高いんです。たくさん買っちゃいました♪

その後、ICANのオフィスに行って活動の内容や、そこで働く日本人スタッフさんのライフストーリーを聞かせて頂きました。1人のスタッフさんが、本当にフィリピンが好きで、すごく感謝している…と涙ながらにお話されているのを見て、フィリピンへの愛が伝わってきました。一緒にいたNGOのスタッフに、「かおりもあんな風になりたい?」と冗談混じりに言われましたが…私もこの2カ月でフィリピンが大好きになって、2回も滞在延長して、本当にあんな感じになっちゃいそうだな、と我ながら思いました笑 お話してくれた2人のスタッフさんは、フィリピンに出会い、興味を持ち、フィリピンで学んで今の職に至ったということでした。最初はフィリピンで人生を生きる、というところまでは考えていなかったかもしれません。しかしフィリピンで温かい人に出会って、本当に自分が取り組みたいものに出会った。今パヤタスのために働いているお2人はとても輝いて見えました。ICANの取り組みは本当にパヤタスの人々の助けになっていると思います。これからもこのコミュニティー前進のためにICANの活動が発展していくことを願っています。

ICANの皆さんに御礼を言って、夕ご飯のため移動。



かなり良い雰囲気の?wレストランにつき、皆でお食事♪ちなみに私はこれがフィリピンで最後の夕食。最後がこんな豪華な感じで嬉しかったです^^♥

最後だから挨拶して~と言われて拙い英語でちょこっと挨拶。あと、ジュリウスが私のために歌ってくれました♪無茶ぶりだったのにフルコーラスで歌ってくれました…本当にありがとうTT 素敵な歌声でした。

食べているとインターン生のふーちゃんとふじくんが同じレストランに!!!というわけで、スタツア組&スタッフにさよならして合流しました。

この時NGOのボスともお別れ。本当にありがとう、すごく助かった、と言われてちょっと涙目になった私。笑




その後はインターン生組のふーちゃん・けんじ・ふじくんとともにアイス屋さんへ。最後なのにまさかの微妙な味のアイスwwwまぁ楽しかったからいいんですけどね^^w そして帰宅→荷造り。

この日の夜はふーちゃんと語りつつフィリピンでの生活を振り返ってました。本当月並みな言葉なんですが、いろいろあったなぁって。インターン生としてだけでなく、人としてちょっと成長できた2カ月でした。日本ではできない経験が出来て、その中でいろいろ感じて、考えて。振り返ると楽しいことしか思い出せません。

この夜はフィリピンを発つのが嫌でちょっと胸がズキズキするくらいでしたw

Monday, September 12, 2011

63,64日目 ホラーコメディ?

63日目~。帰国の日が迫った、金曜日。実質オフィスで働く最後の日!

この日は午後からRemit4Changeというプログラムのプレゼンテーションをしに、Richardさんという方がオフィスにやってきました。

出稼ぎ労働者の問題がフィリピンの大きな社会問題であることは既に何度もブログでご紹介しているところだと思います。その出稼ぎ労働者がお金をフィリピンにいる家族に送金するときに、銀行や携帯電話を介して行うため、手数料や税金が多く引かれてしまいます。そのシステムに注目し、取られる分を少なく、余った分をコミュニティ開発など社会のために有益な企業・団体・プログラムに回す…という仕組み(複雑なので、私も十分には理解できませんでした><詳しく知りたい方は、こちらでどうぞhttp://remit4change.com/)を構築するのがこのプログラム。日本の携帯会社とパートナーシップを組む計画も進んでいるのだとか。複雑な話ですが、着眼点が面白いプログラムで、とても興味深かったです。

その後は次の日来るスタディーツアー御一行のため、資料や使用する備品の準備。これが地味な事務作業なんですが、意外に疲れる…協力して終わらせ、家へ。

この日は新しいルームメイト・ふーちゃんの来る日。急ぎめで帰宅しました。
あれ?ルームメイト既に1人いるじゃん、と思った方。
…そうなんです。この日私が出国してふーちゃんが私の代わりに入る予定だったのですが、私が滞在延長したため、急きょもう1つのベッドを用意し3人でルームシェアすることに。3人になり更ににぎやかで楽しい新たな共同生活がスタートしました♪

昨日のイタリアンを今日こそ食べよう!ということでふーちゃんとけんじとイタリアン。パスタの味に疑問を抱くも、ピザはおいしく頂きました^^笑

帰りは健康のため歩き、おいしいマフィンをゲットして帰宅。

64日目、土曜日はスタディーツアーの御一行がフィリピンに到着予定でした。お昼過ぎ到着だと思っていたら、台風の関係で深夜に変更に。それまで暇なので、朝からNewルームメイト★ふーちゃんとショッピングモールへ。ふーちゃんが諸事情により喪服チックな黒ドレスを探していたため、2人で服屋さんをはしご。その後ジュリウス・けんじと合流して、4人で遊びました♪



イタリアンを食べ、まさかのプリクラを発見したため挑戦!昭和みたいな?古~いプリクラ機でした。笑 しかし良い記念になったので満足ですwその後ショッピングして、レアなTシャツを発見!!!リサールTシャツ。リサールとは干せ・リサールというフィリピンの英雄のことです。その顔がプリントしたちょっとオシャレなTシャツを見つけ、その店でお土産購入♪アイスを食べ、映画館へ。



この日見たのは、ジュリウス一押しのホラーコメディ?笑、Zombadings。オカマを面白半分で中傷していた少年が呪いにかかってオカマになり始めてしまい、周りのオカマがゾンビに変わってしまう謎の事件に巻き込まれる…というなんともおかしなホラーコメディです。ちなみにタガログ語なのであまり理解できませんでしたwしかしたまに出てくる単語でなんとなく分かったような…ジュリウスがちょこっと解説してくれました。しかし不思議な映画でしたwもちろん楽しめましたよ♪

こういう映画は日本だったらあまり受け入れられないかもしれませんが、フィリピンでは一般的なもののようで、文化の違いに驚きました。

夜はオフィスに出向き、そこから空港へ。スタディーツアーの生徒を出迎えるためです。結局帰ってきたら深夜2,3時頃だっため、すぐに寝ました。

61,62日目 Party Party Party

31日水曜日!4連休明けの出勤♪

この日はこれから日本語レッスンetcを引き継ぐインターン生・けんじに今までのレッスンの内容などの説明等をしていました。引き継ぎ=ここでの仕事を終えるということ…なんだかちょっと寂しい気分。しかし日本語レッスンが6回で終わらず、これからも継続出来るということは生徒にとって良いことだし、生徒のみんながもっと勉強して、もっと日本語を上達させてくれたら嬉しいなと思います。

そして、夕方からはオフィスでパーティ♪というのも、フィリピン人インターン生JenのBaby Shower(もうすぐ子どもが生まれるので、そのお祝いのようなもの),私のボスのate Lala の婚約記念、けんじのWelcome,わたしのFarewellを兼ねたパーティを開いてくれたんです。まずはJenのBaby Showerということで皆でベビー用品のプレゼント!



私は前日に、新生児用の小さな靴を買っていたのでそれをあげました。みんなオムツ、服、おもちゃ、前掛け、おしゃぶりなどを次々と手渡しました。幸せそうなJen。10月が予定日だそうで、元気で可愛い赤ちゃんを産んでほしいと思います。

Jenだけでなく、こちらでは大学生だけど妊娠しているっていう子多いんですね。日本だとちょっとレアだと思いますが。でも結婚してない子が多いんです。Jenもそう。彼氏はいるけど…みたいな。いつか他のNGOスタッフも言っていましたが、とても若くして親になっちゃう子が多くて、それが社会問題なんだそうです。

うーん。とはいえ私は一緒に働いてきた仲間であるJenの幸せを願わずには居られません。大学生で、インターン中に出産。日本だと考えられませんが、NGOスタッフは心から彼女の子どものことを喜び、気遣い、受け入れていました。これから大変なことはたくさんあると思います。それでも彼女が彼女の新しい家族と、幸せな生活を送れるよう祈っています。

Baby Showerが終わって、お食事タイム!デリバリーのご飯+いつもオフィスでおいしいお昼ご飯を作ってくれるtita Carmの手料理も。かなりお腹いっぱいになりました♥フィリピン料理・パンシットマラボンはこの日初めて食べましたが、とっても美味でした。



食事の後は、grocery game♪
生活用品3つを持ち寄って、トランプで引いたカードの種類によって1~3個他の人が持っているモノで欲しいモノをゲットできるゲーム。他の人がゲットしたものを奪っちゃうのもアリ、というなかなかえぐいゲームw私が持って行った扇子は結構人気があって、取り合いになっていました。笑 私はヘアケア用品など美容関連のグッズをゲット!1回取られたけど取り返しましたよ笑 そんなこんなで皆思い思いのものをゲットしてゲーム終了。パーティも終わり。最後にスタッフのみんなと楽しい時間が過ごせてよかったです。やっぱりいつも笑いの絶えない、面白い人たちが集まっているオフィスだと思いました笑 企画してくれた皆に感謝:)



帰りにゆっくりしていると、3日から来る某女子大のスタディーツアーのお話に。このツアーのホストが私たちのNGOであるため、準備が進んでいました。聞いていると、ツアーの中でパヤタスに行く日があるんだとか。(パヤタス=廃棄物処理場とそこでゴミを拾って生活している人がいる地域)私も1度自分の目で見てみたいと思っていたため、どうしてもスタディーツアーに参加したくなりました。さらにアイセックのキャンプもあるとかで、どっちかでいいからどうにか参加したい。

しかし、私が滞在できるのは2日まで…よし、もう1回延長しちゃおう、と思い、結局この日に滞在を6日まで延ばすことを決めました。オフィスの人に言ったら、extended again!?と驚かれ、笑われましたwそんなに帰りたくないのね、もう1年くらい残れば?と冗談混じりで言われて…半分呆れられていたのかもしれませんw

夕ご飯は家の近くのイタリアンレストランで。この次の日にひさし(同じ大学から来ていたインターン生)が帰る予定だったため、他のインターン生、まなみ(ルームメイト)・めぐちゃん・けんじと皆でご飯を食べました。といっても私とけんじはパーティで食べまくったため、イタリアンがお腹に入る余地が無く…6週間すごく早かったでしょ、というような話をして、お別れ。こうやって他の日本人インターン生が帰って行くのはとてもさびしいことです。日本で会えるとは分かっていても複雑。ひさしと、ひさしのルームメイトであったビリー(中国人インターン)も帰ってしまいました。

私もフェアウェルが近付いているため、夜はお世話になったスタッフさんなど皆に手紙を書いていました。やっぱり最後はfacebookでなく手書きでありがとうの言葉を残しておきたい。書いていたら結構な枚数になって、こんなにたくさんの人にお世話になっていたんだと改めて実感しました。

そして1日、木曜日。
この日もオフィス。すでにほとんどの仕事をやり終えていましたが、まだ私に出来ることは無いかと考え、戸籍について簡単に日本語でまとめました。ソーシャルワーカーの方々は大体戸籍やその取扱いについて知っているのですが、クライアントやインターン生(他国からの)はあまり戸籍のことを理解していないことが多い。そこで、戸籍についてレポートを作成していました。本当に簡単なものなんですが、これがこの先役に立つことを願いつつ。

そしてジュリウス(同じ家に住んでいるボランティアスタッフで、私のお世話係をしてくれていた人)とけんじとCrazy Katsuへ。Crazy Katsu・・・もはや常連になる勢いです。この日もかつ丼を注文。この日はフェアウェルの気持ちも込めてジュリウスのおごりだったのです★けんじもおごってくれようとしてました。2杯は食べれなかったけど。笑 ありがとうございました&ごちそうさまでした^^

その後は日本人インターン生皆でま~ったりと、アイセッカーのお迎え待ち。9時からPartyだよ!ということで。でも来たのは10時くらいだったような…?w すっかりフィリピンタイムになれたのでなんとも思いませんでしたが^^;

先週と同じ場所、5階建てエレベーター付きのそれは豪勢な家の屋上でParty開始。アイセックの子と、インターンのこと、文化や大学生活のこと、いろんな人と話せてとても面白かったです。送ってもらったのは夜遅く。皆金曜日出勤できるのか!?という勢い。笑 本当にフィリピン人はParty好きなようです。このPartyは他のインターン生ふじくんと私のfarewell、けんじのwelcomeを兼ねたものでした。研修のマネージャーをしてくれていたCheskaやその友達Beaからプレゼントももらいました。
初日に空港にお迎えに来てくれた時の写真を、貝細工のフレームに飾ったもの。とても綺麗でした。これは一生の宝ものですね♥本当にアイセッカーが温かい人ばかりで、幸せ者なインターンでした。

Monday, September 5, 2011

※イニシャルに関して

大変更新遅れました><もう帰国しているのですが…記録として残しておくため、滞在した日にち分振り返って書きたいと思います!!放置しまくって本当にすみません…

そして、イニシャルに関してですが…
これまでプライバシーの関係上、自分以外の人の名前はイニシャルを使っていたのですが…どうも被る人が多くて面倒くさくなったので笑、これからは普通に名前を表記します!すいませんTT
本名を記入されるのは困るという人はメールでお知らせください。

元から普通に名前で書いておけばよかったのだけど、読みづらいですしね。本当今更なんですが、そうさせて頂きます。よく考えたらそんな見てる人も多くないのにプライバシーなんちゃらと考えなくてもいいかな、と。

というわけで頑張って今から後追い更新します!!!w

Wednesday, August 31, 2011

59,60日目 まったり休日♪


月曜日・火曜日は休日でオフィスが休みでした! なんか最近休みばっかり…
どうもラマダーン(イスラム教の断食)の最終日だったようで。そもそも8割以上がクリスチャンの国なのに、ラマダーンの最終日は国民全員休日ってなんだか面白いですよね。

本当は土-火と4日間の休日なので遠出したかったのですが、巨大な台風が近づいているということで遠くに行くのは諦めましたTT
月曜日はまーったりと過ごし、11時ごろから「Wensha Spa」というお得なスパに行っていました♥1000ペソ(2000円)しないでボディーマッサージなどが受けられます。更に6時間滞在でき、ジャグジーやお風呂、サウナ、バイキングは利用し放題なのです♪頼めばしゃぶしゃぶも食べれるんです!かなりお得ですね。



私はフットスパと、マニキュアを頼みました^^
他のインターン生の皆と6時間いっぱい粘って楽しみました♥

火曜日は、朝からバトミントンをする予定でした。前日にNGOのスタッフが、バトミントン行こうぜ!みたいな感じで(うちのところはいつもそういうノリですw)誘ってくれたので…

しかし最近忙しすぎたので、起きたものの体が動く気にならず…二度寝しました。日本でもよくやってるけど笑 申し訳ない……私だけ参加できず残念でしたTT



お昼はルームメイトMちゃんとプロジェクトバーガー★ 豆腐パテを頼みましたよ。
…うん。パテはチキンに限るっ!← おいしいけど、やっぱりハンバーガーには肉を入れなきゃダメですね。

その後は、私の研修マネージャー(研修先と私の橋渡し役兼お世話係みたいな)をしてくれているCheskaが遊びにいこーっと言ってくれたので、Eastwoodというところに行きました♪

ついて真っ先にボーリング。1回目こそスペアとったものの…その後ガーターガーターガーターの繰り返し。本当にへたくそなんです^^;結局最低スコアで終了。もう途中から試合放棄してましたw

その後不思議なドリンクが飲めるカフェへ。抹茶にチーズと塩っぽい何かwがのってる飲み物とか…ちょっと怪しげだったので、私はココア+チーズをチョイスしてみました♪これがめちゃくちゃ美味しかった♥これも日本に進出すべき店の1つですね^^w



そして前にも書いたと思いますが、ラーメンバーに行き、ちょっとラーメン食べ、この日は終わり。

というわけでものすごーくまったりとした休日でした!台風無かったら違うとこ行けたのになぁ。またまったり休めたからこれでいいのかな。。 次の日からまた仕事ですっ頑張りますb

Monday, August 29, 2011

57,58日目 アイセック漬け

土日はアイセック漬けな2日間でした。

まず土曜日の朝。といえば日本語レッスン。そう、これが私が担当する最後の日本語レッスンだったんです!
レッスンにより多く出席してくれた子に賞状と賞品を渡すため、夜中にせっせと折り紙を折ったりして準備していました。我ながらなかなかいい出来でしたw笑

しかしこの日から強力な台風が急接近。ものすごい雨でした。雨だと多くの生徒は交通の便が悪いため来られません。本当に残念ですが、この日来れたのは2人だけでした。ちょっと悲しかったですが、2人に賞状と賞品を渡しました。また、最後のレッスンということで授業は少なめに、あとは日本への理解を深めるプレゼンテーションをしました。独断でやってしまったのですが、皆一生懸命聞いてくれて1つ1つ覚えようとしてくれていました。

そして、生徒の1人からはお疲れ様のプレゼントをもらいました♥生徒の皆が温かくて、寂しがってくれて、幸せ者な先生でした。頼りない先生だったと思いますが、少ないながらも付いてきてくれた生徒たちに感謝します。今度会ったときどれだけ勉強してるかチェックしようと思っていますw笑

この日はこれから日本語レッスンを引き継ぐ日本人インターン生、Kくんも来てくれて、子どもにひらがなを教える方を担当してくれました。先週同様、誰もいなかったら私では面倒見きれなかった…のでとても助かりました。レッスン後子どもと折り紙をやると、それを楽しそうに動かしていてとてもかわいかったです♥
やっぱり折り紙はどこでも使えて便利ですね♪

子どもとたくさん遊んで、生徒たちに別れを言い、オフィスを出ました。もうしばらく会えないって不思議な感覚。生徒たちの顔を思い浮かべると、本当に寂しくなります。彼らにはもっと日本語を勉強して、いつか日本に来てほしいと思います。

その後ショッピングモールへ移動し、ラーメンを食べ、その後アイセックのフェアウェルパーティへ。これは私と他の数人の研修生が、もうすぐ帰国するため、さよならパーティでした。

その場所がすごい。5階建ての家で、家の中をエレベーターで移動。屋上からの眺めが最高。アイセッカーの家だったんですが、ここまで豪華だとは思っていませんでしたwエレベーターって(・ω・)って感じですね。笑

そこにはドイツ人やマレーシア人など多国籍なインターン生が集まっていました。ドイツ人インターンと話しましたが、インターンのプログラムで苦労していること、楽しんでいること、私たちと同じように毎日模索しながら働いている様子がうかがえました。とても親近感が湧きます。同じインターン生として、頑張りたいと改めて思いました。

たくさんのアイセッカーや現地の大学生、インターン生と触れ合える貴重な機会でした。その後帰る足が無かったため、結局残って帰ったのは朝。ぐーっすり寝ました。


起きたらお昼。教会に行き、その後はグローバルヴィレッジへ!グローバルヴィレッジとは、各国のインターン生が自分の国を紹介するブースを開き、ステージ上でも交代で文化紹介などのパフォーマンスをするワークショップのようなものです。アイセックでは研修生を集めてたまにやったりします。
今回主催はフィリピン大学のアイセック。ブースをやっていたのは、フィリピン大学経由でインターンしている学生たち。日本はもちろん、オランダ、チュニジア、オーストリアetc...たくさんのブースがありました。

場所はSM Northという、かなり大きいモールの吹き抜けの広場。よくこんなところ借りれたな、というくらいの大きさ。もちろん休日なのですごい人だかりで、盛況だったようです。少ししか見れませんでしたが、国によって思い思いの紹介の仕方をしていて、ステージパフォーマンスが特におもしろかったです。そんなに見る時間はありませんでしたが、こういう形でモールでいろんな国の文化が見れるのはおもしろいし、1回やってみたいと思いました。それにしてもあの人だかりの中で、プロでもなく訓練も受けていないのに堂々と司会しパフォーマンスする姿に驚きました。同じ研修生とは思えない。ステージに立ったインターン生たちに本当にお疲れ様、と言いたいです。

その後はフィリピン大学の日本人留学生の皆とぶらぶらと遊んで、ごはんも食べて、帰りました。留学生の皆と遊べるのはこれが最後くらいなので、貴重な時間でした。

もちろん研修中にはアイセック関係の皆にとても支えられましたが、こっちでフィリピンのいろんなことを教えてくれた、留学生の皆。アイセックとは関係ないけれど本当にお世話になりました。フィリピンという異国の地にあり、何も分からなかった私に手取り足取りいろんなことを教えてくれて。ありがとうの気持ちでいっぱいです。

さて、残りの時間も有意義に過ごしたいと思います!:)

56日目 ガールズトーク


金曜日です。この日は朝8時半に集合!で、行った先は出稼ぎ労働に関する会議。International Organization for Migrationやその他政府関係機関、そして多くのそれに関するNGOが招かれていました。うちのNGOもその一つ。



会議では、まず政府や関係機関の取り組み、それからNGOの取り組みを紹介。そこにギャップがないかなどをディスカッションし、より出稼ぎ労働者が減り国内で働けるようになるかとか、国外で働くにしてもどのように問題を避ければよいのか、帰国後のケアなどが話し合わせました。

フィリピンというと日本や中国などアジア系の国への出稼ぎが多いように感じますが(私はそう思っていました)、今回は特にヨーロッパの国へ渡った出稼ぎ労働者たちの問題にフォーカスしていました。そのため、EUやその関連の機関も来ていたようです。ディスカッションで出た課題は以下の通り。

出稼ぎ労働者に関する種々のデータの収集と公開・共有
地方公共機関の出稼ぎ労働者や移住に関するサービスの向上

もう1つありましたがよくわかりませんでした…最初は英語で話すものの皆だんだんタガログ語になって熱く話し出すので、ついていくのが大変でした><

質疑応答ではたくさんの人が手を挙げて、時間が無くなるほど。NGOの人たちは積極的に自分達のProposalをアピールして、スピーチしていました。特に女性の数が圧倒的で、フィリピンの女性の力強さを痛感しました。どんな相手でも物おじせず、堂々と前に立って説明をし、聴衆に向かって語りかける姿は本当にかっこよかったです。うちのボスも発言していて拍手が起こり、自分のことではないですがちょっと嬉しい気持ちになりました。




最後にEUから来たゲストが、今後EUがどのようにフィリピンの出稼ぎ労働に関して支援が出来るかということを述べていました。IOMなどにいつも支援をしているようですが、プログラムによるので何プログラム分お金があげられるかとか、そういうことは毎年違うようです。また話し合ってどのように支援するか考えます、とのことでした。今後もこの問題の解決のためロビー運動を積極的にしよう、とNGOの人が言うと、他のNGOの人々も同意していました。地方公共団体の職員でも、Immigration専用の部門を作る、などかなり前向きに動いているところもあるようで、NGOの皆さんの願いが少しでも聞き入れられるといいな、と思いました。



さて、この帰りに別のカンファレンスに出席していて、私の研修しているNGOのプログラムにボーディングメンバーとして最初の方から協力している日本人教授・Tさんと合流し、スタッフの皆とご飯を食べに行きました。



大きなステージでアマチュアバンドが演奏する中ごはんが食べられるレストラン♪「cowboy grill」かなり大勢で行って、ステージパフォーマンスを見てわいわいやっていました。パフォーマンスが面白すぎて、本当に素人?と思うような人たちばっかり。こっちの人は歌って踊るのが大好きなので、観客も皆踊ってました。笑 小さいころからそういうのに慣れてるのでうまいんですかね…うらやましい。 結局4,5時間も居座って店を出ました。



その後一緒に住んでいるスタッフ2人と一緒にスタバへ。1人が用事があるため、もう1人のスタッフと、その人が帰ってくるまでスタバで話をしていました。その人と、ひたすら恋の話や人生の話(これが意外に深くて勉強になりました笑)をしていました。用事のあるスタッフが帰ってきたのが0時過ぎのこと。帰ったら深夜1時ごろ。さすがにぐたっとしましたが、スタッフの人とガールズトークが出来たのがおもしろかったです。そこまで話せるようになった、というのもこの2か月の成果でしょうか。

そんなところに2か月の成長を見た?1日でした。笑

55日目 スタッフとして


さてさて 木曜日の出来事。この日は午前中にスタッフへのインタビュー、午後はスタッフミーティングがありました。

インタビューというのは、JWI(以前の記事参照)のassignmentで、働く女性にインタビューするというものです。私は一緒に出張に行ったNGOのソーシャルワーカー、Rさんにインタビューしました。

大学時代に偶然が重なって選んだ専攻だったということ、それでもこれが向いていると思ったこと、人に深く関われるこの仕事が自分に合っている、楽しいと思えたこと…今の職業に就くまでにあったいろいろなことを話してくれました。

そして実際に働き始め、このNGOに出会ったこと。出稼ぎ労働者の問題は国際的な問題であり、フィリピンでも重要な問題であり、奥が深いということ。それだけにchallengingな仕事。だからこそやりがいがあって、この仕事に関わっているのだと。I love challenge! と言っていました。とてもその人らしい答えです^^

仕事に関して不満に思うこと、困難に思うことは、法律制度にイライラさせられる、と。書類を出したり依頼を出しても、1年や2年も放置されたり手続きが終わらなかったりする。そうすると次のステップに進めなかったりクライアントの関心が薄れてしまい、何回も請求を出さなければいけないのでそのことで問題にぶち当たることが多いようです。

でも、やっぱり仕事を続けるのはこの仕事が好きで、やりがいがあって、人と深くかかわることが出来るから。楽しんでいる、と。楽しめないんだったらやめるだけ。If im not happy, I quit, right? 彼女がインタビュー中に何回も言っていた言葉。今の仕事に情熱があって、とても楽しんでいるようです。

プライベートのこともいろいろと聞きましたが、個人的なことになるので詳細は書きません。ただこれを通してフィリピンの結婚制度の問題や、宗教観などいろいろな側面が見えました。面白いインタビューだったと思います♪

彼女はフィリピン大学を奨学生として1円も払わず卒業し、国家資格を取得し、今も大学院生として研究などをしているとても知的でしっかりした女性です。今回は前よりもうちょっと突っ込んだ話が聞けてよかったです。

そして、午後からスタッフ全員集合してスタッフミーティング。3時間少々あったと思います。
研修を始めてから初めてのミーティングでした。どうも不定期でやっているらしい。しかしアジェンダがしっかりしていて、7,8月の出来事、これからのこと、いろいろなことを話し合いました。



まずは活動報告から。違うプロジェクトの話をあまり聞いたことが無かったので、こんなことやっているんだ、と今更ながら知ることが多かったです。私が参加したプロジェクトや仕事に関しては、かおりはそれに参加してどう思った?とか、何を学んだ?どういうことしたの?とたくさんの質問が出て、いちスタッフとして扱い意見を聞いてくれたことが本当に嬉しかったです。発言機会はスタッフも、インターン生も平等。それを真剣に聞いてくれるスタッフの皆に感謝です。

戸籍謄本の取得や、新たなファンドレイジングの方向性、どのような帰国した出稼ぎ労働者のクライアントたちが今後どのようにビジネスを始めたらよいのか…課題は予想以上にたくさん。私も真剣に考えて、いいアイデアを出せるように頑張らないといけないと思いました。

午前のインタビューにもあったように、法的機関や公共機関の対応が遅く2年近く待たされているケースもあるようで、そのことも問題に上がりました。それぞれのプロジェクトが各々苦労していて、それがちゃんとシェアリングされてよかったです。さらに、スケジュール表も作ろうという案が出て(むしろなんで今までなかったんだろうw)、ひとまず前進。皆でケーキも食べて笑、真剣ながらも楽しい一時でした♥

夜は、フィリピン大学の日本人留学生の子たちが日本食レストラン「Uniquease」(ユニカセ)に連れて行ってくれました★ ユニカセは、ソーシャルエンタープライズのお店です。
代表の方は日本人で、レストランのスタッフはストリートチルドレンだった子どもなどをNGOからリクルートし、教育して雇うという形をとっています。

代表のYさんは学生時代からたくさんの経験をしている方で、本当に尊敬、の一言しか無いです。スタッフに逃げられたり盗まれたり、紆余曲折ありながらも、貧しい子供を救うべくすべてを投資してユニカセを動かしてきました。そこのスタッフは本当によくトレーニングされていて、日本にいるときと同様のサービスが出来ます。さらにYさんは彼らが自立してビジネスを出来るよう、教育もしっかりと施しています。いつかYさんが引退してもユニカセが子どもたちの力で動き、さらにそこから巣立ち新たに自分のビジネスを始める。そこにまた同じような状況の子どもたちが雇われ訓練される。このサークルを生み出そうとしているユニカセの挑戦を、応援したいです。

レストランは味はもちろん良いし、お店の雰囲気も良くところどころ工夫されています。掲示板などはスタッフのアイデアで作られていて、自由にスタッフの意見を取り込み、いろいろなことにトライさせるYさんの姿勢がスタッフの創造性や自立性を引き出しているのではないかと感じました。



そこには日本人インターン生の子もいたのですが、同じインターン生としてこんな魅力ある団体で自分の裁量で仕事を進めている姿を見て、刺激を受けました。



たくさんYさんから貴重な情報を頂いて、とても楽しい食事の一時でした。本当においしかったです!
皆さんもフィリピンに来たら、ユニカセに足を運んでみてください♪

Sunday, August 28, 2011

53,54日目 つながり



本当に本当に更新率悪くて申し訳ないです;

ちなみに今日が29日なので、あれっもう日本帰ってるんじゃないの?って思う方もいらっしゃると思いますが…マニラなうです。笑 1週間程度滞在を延長したため、2日帰国予定となりました。なのでこのブログももうちょっと続きます^^

先週の記憶がすでに薄れていますが、頑張って掘り起こしていきたいと思います!

さて、55,56日目は火、水。

火曜日は、プエルトガレラ明けのオフィスデイでした~。

この日も通常業務をこなし、その後戸籍謄本についていろいろ調べていました。戸籍は出稼ぎ先で結婚したり、子どもを産んだクライアントさんにとって重要な意味を持つので、戸籍について話し合いはよくスタッフ間でされています。でもとても複雑なシステムで、フィリピンには無い制度なのでなかなか難しいんですよね。

そういうわけで、戸籍ってなんぞや、とかどんなことがどこに書いてある、っていうのをまとめたものを作ろうと。思ったんです。
というのも、パグサンハンの急流下り(以前の記事参照)に行ったとき、一緒に行った子のひとりとインターンについて話してたんです。そこで、そういう戸籍とかを分かりやすくするフォーマットとかあればいいのにね!と言われそれだ、それをやろう!と思ったんです。思いがけず良いアドバイスがもらえてよかった^^
この日はそんな感じ?wの仕事をして、夜はCubaoというところで他のインターン生とごはん♪

Mちゃんは「カレカレ」というフィリピン料理をオーダーしました。



聞いたことあるねーなんて言いながら食べていると…なんか毛が生えてる!!!とMちゃんが。毛?と思ったら本当に生えてましたw どうもカレカレとは、オックステール(牛の尾)入りのスープのようなものだったらしい。皆で気持ち悪がって、結局食べませんでした。笑

水曜日は、ビザの延長のためイミグレーションのオフィスに行って、その後Mちゃんの紹介でNGO訪問に行ってきました★

Immigrationのオフィスに入ろうとしたら、私だけ警備員に止められました。どうも服装規定に引っかかったらしい。ショートパンツはNGだそうで…そこでMちゃんに借りたスカーフをその場で腰に巻いてもう1回行くと、「それ絶対に外しちゃダメだよ」と警備員さん。そして入れてくれました。いや、嬉しいけど、それでいいんかいって感じでしたw こっちの警備員さんって本当適当過ぎる^^;

無事に手続きを済ませました。が、2回目の延長だったため料金がかなり高かった。政府はこれで結構稼いでるんでしょうかw しかも要らないのにIDカードまで発行されていた。これじゃ完璧現地人だな、と思いました笑



それから国立図書館のある地域に移動し、カトリック系のNGOに訪問に行きました。
そこを訪問したのは、Mちゃんが高校の時に関わっていたNGOの現地オフィスが近くにあったからなのです。

オフィスで迎えてくれたのは、もう20年以上マニラに住んでいる日本人女性Mさん(なんか私の周りはMが付く人ばっかりw)。当たり前ですがもうすっかりこちら馴染んでいて、サバサバしている女性でした。幼稚園の先生をやめて、フィリピンに来たMさん。半年だけのつもりが、ここまで来てしまった、と。でもその気持ちは分からなくもないな、と思いました。あともう少しだけここに居ようと思わせるような何かがフィリピンにはあるのではないかと思います。

このNGOは元々日本人の神父の方がフィリピンに来て、フィリピン在住の日本人で困っている方をサポートするのが目的のものだったそうです。現在はフィリピン人学生への奨学金や、スタディツアーなど様々な活動をやっているそうです。

ただ、神父さんが亡くなってしまい、活動も縮小しているため、いつまでオフィスを維持できるか分からないと仰っていて、改めてこういう団体の存続は難しいということ、気持ちだけでは活動を維持できない現実を知りました。

これまでの経験や、スタディーツアーでどれだけ参加者が変わったかを話すMさんの目が輝いていて、心からフィリピンを愛していることが分かりました。また気持ちだけでなく、日本人とフィリピン人の信仰心の違い、考え方の違い、性格の違いというものを冷静に分析していて、良いところは良い、悪いところは悪いとはっきり言える姿勢があり、尊敬したいと思いました。

フィリピン人の信仰深さは前にも触れたと思いますが、それがあるから人生に対して楽観的である、しかし、その分他人に甘えやすい、とMさんは分析していて、私もその通りだと思いました。

20年以上もフィリピンとそこに住む日本人のために働くMさん。私は失礼ながらそのNGOの名前も知らなかったのですが、こうしてお話が聞けて良かったと思います。


そんなこんなで家に帰り、夕食は中身を自分で選べるバーガー屋さん、その名もProject Burgerへ。
セサミバンズ、チキンパテ、ベーコン、卵、レタス、モッツァレラチーズを選びました。人生最高のバーガーになりました♥



自分で中身を選ぶって、日本でも確かSubway?かどっかにあったような気がしますが、ここで細かく選べるのは日本には無い気がします。日本に進出してくれたらいいのに、と本気で思います。かなり売れそう。そういう店日本にあるよって人がいたらぜひ教えてください!! ちなみに豆腐パテもありましたよ。なんか日本が懐かしくなったなぁ。

そんな2日間でした♪

ちなみに…この日行ったImmigrationのオフィスはチャイナタウンの近く。



横浜中華街を思い出しました^^ しかし路地や現地の人しか通らないような小さい道に出てみると…



川にごみの山。これもまた現実ですね。

私はマニラではかなり綺麗な方に住んでいるので、こういった地域を見る機会があまりありませんでした。今回図らずもこういった側面を見て現実を知ることが出来たのは良い経験でした。しかし本当に臭いが酷いし、見た目も…驚きました。

Tuesday, August 23, 2011

51,52日目 最高の海


51,52日目。日月ですね!

この日は朝早く起きて、フィリピン大学内にある教会へレッツゴー



その後、ダブルMちゃんwと合流してCubaoという大きなバスステーションがあるところへ。ここからBatangasという、島のはしーっこの方にある港へ行くバスに乗りました。

何でそんなところに行くのかというと、Puerto Galeraに行くためです★
Puerto Galera,知らない人も多いかもしれませんが、ヨーロッパ人やアジア人が多く訪れるリゾート?というか観光地です。とても綺麗なビーチが並び、ダイビングやスノーケリングで有名な場所です。
月曜日は皆1日お休みをとり、1泊2日の弾丸旅行をしてきたのですっ

※というわけで、ここから全くインターンとは関係のないただの旅行記になるので興味ない人はごめんなさい><

バスに揺られること2時間少々、それから港に降り立ち、結構待たされてからボートに乗り込みました。30人用くらいかな…?小さめで、かなり揺れるwボートへ。さらに1時間半ほど行ったところに、ホワイトビーチと呼ばれる美しいビーチにほど近い港がありました。そこからトライシクルに乗りホテルへ直行。ホテルはかなり安かった(3人で約3000円)ですが良さげな場所でした♥廊下からの眺めが最高。



私たちのホテルから見えるビーチは、アニヌナンビーチという小さなビーチです。そこから歩いて5分で、かの有名な?wプエルトガレラ1綺麗と噂のホワイトビーチに着きます。ひたすらアニヌナンを歩いてホワイトビーチへ。




白い砂浜、どこまでも透明な海の色に3人とも大感激!歩いているだけで楽しくなりました。散策したり、他のホテルをちょっとのぞかせてもらったり…すると、レストランのお兄さんがマッサージやらない?と言いだし、いつの間にやら通称マッサージおばさんの集団に囲まれてしまいましたw
この周辺は外国人観光客が多いので、マッサージおばさんの数もかなり多い。マットを抱えて'mom,massage?'と繰り返しています。囲まれたししょうがないので試してみよう、ということになり、日の沈むビーチを眺めながらマットに寝転がりました。



正直私はくすぐったがりなのでつらかったのですがwかなり訓練されたマッサージ師のようで、一気に体がほぐれて癒されました。結構な低価格で長い時間やってもらって、更に眺めも最高だったので十分満足できました。マッサージおばさんなんて言って煙たがらず、最初から頼んでおけばよかった。おばさんたちはとっても優しくて、なんだか申し訳ない気分になりました^^;

そのあと眺めのいいところで夕食を食べ(でも日が沈んでいてあんまり何も見えなかった…笑)一度ホテルに帰り、そのあとは真っ暗なアニヌナンビーチで波の音を聞いてまったり。そしてすぐ寝ました。

2日目は、トライシクルのおじさんがごはん・スノーケリングなどセットでガイドしてくれるというようなことを言っていたので頼んでみることに。おじさんの知り合いのお兄さんが、ボートを漕いで海に連れて行ってくれました。

ボートから見える水の透明さ、青い海、どこまでも広がる白いビーチと緑の木々。絶景でした。

最初にwater caveに連れて行ってもらい、びしょ濡れになりながら洞窟散策を楽しみました。洞窟の中の水も、ものすごい透明度で綺麗な魚が見れました。



その後スノーケリングをしましたが、これは私はあんまりうまく出来ず、塩辛い水が口と鼻に入って大変でした。しかしパンをあげるたびに集まる無数の小さい魚たちがなんとも言えず可愛かったです。サンゴも見ることが出来ました。



スノーケリングの後は砂浜で昼食♪ ボートのお兄ちゃんのお母さんが温かいご飯を作っていてくれました。このチキンと魚がまたおいしかった♥そこはとても小さいビーチなんですが、彼の家族しかおらず、私たちは3人貸切状態でまったりとビーチで遊ぶことが出来ました。実際、ホワイトビーチよりこの名もなきビーチの方が透明で綺麗な水色でした。色とりどりの貝や石があって、それを見るだけでも相当な時間が経っていたような。



バタンガスへの最終ボートが出る時間になり、港へ行きました。ここの近くのバナナシェイクは本当にどうやって作ったんだろうレベルの最高の味でした:)(ほめ過ぎ?w

帰りのボートは天候のためにかなり揺れ…2時間半ほどかかり、バスも時間がかかり、ちょっと遅めに家に着きました。

金額的にはバスとボートで行ったため安い値段で行くことが出来ました!また19年ちょっと生きてきた中でも1,2を争うすばらしい自然の景色に出会えたことは、貴重な経験になりました。

Monday, August 22, 2011

49,50日目 フィリピンの歴史


49日目は、金曜日ですが、祝日でした~★National Hero's Day...だったかな?またはQuezon City Day??(市の記念日?)まぁどっちかだった、そして休日だったということですw

というわけで、マニラの歴史を巡る旅へ!Intramuros!!
イントラムロスとは、その昔フィリピンを占領していたスペインの雰囲気が色濃く残る歴史ある地域です。これがちょうどビザを申請する場所の近くにあるためwついでだから行っちゃおう、という感じでルームメイトのビザ申請について行きました。



真っ先に向かったのはマニラ大聖堂。めちゃくちゃ大きい!そしてステンドグラスの美しさは表現しきれないほどです。




教会と言っても、ほぼ観光仕様にされていましたが…大聖堂の歴史や貴重な展示品が数多く置いてありました。2階にあるパイプオルガンが荘厳な雰囲気。



その後も続くスペインのような街並みを楽しんで、サン・オウガスチン教会へ。これは中には入れないのですが、とても綺麗でした。




イントラムロスで有名なレストランで、スペイン料理の代表格?パエリア(ものすっごくおいしかった♥)を食べ、サンチャゴ要塞へ。





サンチャゴ要塞は、第二次世界大戦時に日本軍が占領していたところで、ここで多くのフィリピン人を処刑したと言われています。心苦しい気もしますが、日本人としては見ておかなければいけないところでもあります。 要塞の中は牢獄のような雰囲気はあまりなく、記念公園としての印象の方が強かったです。あまり歴史を学んだ、という感じにはなりませんでしたが、見ておけただけでもよかったのかなと思います。



↑イントラムロスの街並み★

そして、50日目土曜日。もう50日も経ってしまった…なんだか信じられない気持ちです。
この日の日本語レッスンは、生徒2人だけの参加。いつも来てくれているメンバーで、和やかな雰囲気でした。そして、この日はゲストが2人。10歳のエスターちゃんと6歳?くらいだったかな?wのカイザーくん。この前フィールドトリップに行ったクライアントさんのお子さんと親戚の子です。日本のアニメが好きで、日本語を学びたいと言ってくれました^^しかし他の生徒と同じ授業は出来ないので、この日違うNGOから遊びに来てくれたインターン生・Mちゃんにベーシックな日本語の授業をしてもらうことにしました。とても上手に日本語のあいさつができるようになって、ひらがなもいくつか覚えることができたようです。とっても可愛い子たちでした^^ 私の授業の方は、日付や戸数の数え方(~個、~つ、~冊など)、前置詞などをやっていました。授業終わりに、「来週が最後の授業なの?」とさびしそうに聞いてくれた生徒の2人。私もなんだか皆に会えなくなるのはツラいな、と思いました。

そのあとは日本人インターン生の皆とショッピングしました★久しぶりのショッピング。しかしフィリピンのショッピングモールは相変わらず大きすぎて何がどこにあるのか全く分からない。笑 歩くだけで疲れてしまいました><でもお土産物など買えてよかったです♥

そんな2日間でした!

Saturday, August 20, 2011

48日目 ビジネスを始めよう


48日目、木曜日は念願のフィールドトリップに行ってまいりました!!!
どんなフィールドトリップかというと…

私のインターン先のNGOは、以前の記事にもあるように、出稼ぎ労働者として海外で働き、トラブルに巻き込まれている女性とその子ども、を助ける活動をしています(主に日本に出稼ぎに来ていた女性)。今、その女性たちが帰国後に新しく安定して働く場を得られるよう、女性たちが集まって何か新しいビジネスをスタート出来ないか、と模索中なのです。そこでクライアントの女性10人ほどが集まり、ソーシャルエンタープライズのビジネスをしている組織・団体を見て学ぼう!というのが今回のフィールドトリップのテーマです。
このプログラムは計4回で、

第1回:ディスカッション(今までの自分の経験((出稼ぎ労働者として、等)))を共有し話し合う
第2回:フィールドトリップ(←今回がこれ)
第3回:ビジネスの始め方セミナー
第4回:'Dreamshop' (workshop...ではなく、自分たちの夢を具体的に描き出すプログラムなので、dreamshopなんだよ、と言われました^^)

となっています。参加しているクライアントさんたちはそれ程若くはないのですが、とても勉強熱心でアクティブで、情熱を持っている人たちです。その勢いに私も圧倒されるほどです笑

というわけで、最初にジュースの空き箱からテトラポットを作り、花や植物を栽培し売る、というビジネスを促進しているNGOに訪問し説明を受けました。テトラポットだけでなくカバンや財布も作っているようで、見せてもらったのですが…とても可愛くてこれは売れるんじゃないかと思いました。正直、こういった貧しい人々の生活のためのビジネスとなると、低コストでかつ製作者もトレーニングを受けたばかりの人がやるわけですから、クオリティが低い商品二ならざるを得ないというところがあると思っていたので…でも素直に欲しい、と思える仕上がりになっていて、思わず見入ってしまいました。



このNGOは、台風やそれに伴う洪水の多いフィリピンで、自然災害のため被害を受けた貧しい農村の人々を支援する団体です。そのため、雨季などにこういった商品を作って生計を立てているのです。
このビジネスはとてもうまく回っているようで、最近は植物栽培のための土を入れる入れ物や、残飯から肥料を作るための入れ物まで作っているようです。さらにそれを応用してボートの体つくりetc...たくさんの村の人々の生活を支えるビジネスに発展しているようでした。ただテトラポットを作るだけでなく、そこから派生して、めぐりめぐるように新しい事業が生まれているところがこのビジネスが発展した理由なのかな、と思います。その場に立ち止まらず常に改善したり進歩していくということは、どのビジネスにおいても基本なんだと感じました。といってもあんまりビジネスを学んだことがないので勝手な感想ですがw

そしてそれからMystical Caveに行きました。山の奥の方にある洞窟です!なんでフィールドトリップで洞窟!?と思われるかもしれません。私も意味は分かりません笑
こっちの人は仕事中でも間に観光等を挟んで楽しんでいこう!!っていうタイプなので、そういう息抜き的な意味でこれがプログラムの中に入っていたんだと思いますw まぁソーシャルエンタープライズとは関係ないですが、これもこれでいいんじゃないかと^^w



美しい森の中、ひたすら階段を上りました。そして着いた先は洞窟の入り口。真っ暗な洞窟の中を懐中電灯とガイドさんに導かれ進んでいきました。




この洞窟、かなーり広くて長い。そして、ところどころに不思議な形をした岩。これは全て自然に出来たもののようですが、こちらではその一つ一つにinterpretationをつけているようです。聖母マリアと子どもの頃のイエス、などなど…聖書からとった名前や地名を岩に見立てているんです。それも全部interpretation通りの形に見えます。それをガイドさんが一つ一つ説明してくれて。1時間半…くらいは歩いたかな?とても長く神秘的な洞窟でした。




洞窟を出て皆でピクニック気分のランチ♪から、他のNGOに行ってきました。こちらも、ソーシャルエンタープライズとしてカバンの制作・販売をしているところ。カバンの制作をしているのは、「パヤタス」と呼ばれるフィリピンでも最大級の有名なごみ置き場周辺で極貧の生活をしている人たち。彼女たちに糸を集め大きなヒモを作ってもらう。またヒモを編んで複雑な形のカバンを作っていく。この団体のビジネスは非常に良い結果を残しているそうで、数々のパートナーシップやアワードを獲得している有名なところでした。一体どんなカバンを作っているんだろう…と思って見せてもらって、納得。これはすごい!日本人の私の目線でも、これは高いだろうな~、と感じさせるようなハイクオリティなカバン。年に1度ファッションショーでも披露され、有名デザイナーがついている、ブランド物のバッグと遜色ない商品です。これをトレーニングを受けた普通の人々が作っているとは!皆さんも実物を見たらきっと感動すると思います★

一番印象的だったのは、オフィスの様子。もちろん上手く行っている団体だから、というのもあると思いますが、とてもきれいで整ったオフィス。綺麗というのは、ただ単純にお金がかけられているとかそういうことじゃありません。そんなに広い訳ではないし特別いい機械があるわけでもありません。
しかし一人ひとり仕切られたデスクに、整頓されたファイル。スタッフ1人1人のネームプレートに、1週間の予定。誰がどこにいるのか把握されている。ポストイットや張り紙による連絡事項の数々。こういった光景、日本では当たり前なんですが、フィリピンでは滅多に見ません。(ちゃんとした会社にはあると思いますが)これを見たとき、これは成功するなぁ、と思いました。こうした方が無駄がないし集中力が上がる。
いつも思うんですが、この国は非効率に対する意識が低いと思います。電車が来たら中から人が出てくるまで待てばいいのに、我先にと入るから結局ぶつかって時間を食う。朝のラッシュ時にエスカレーターが停止しているのに、昼になったら動いてたりする。事前に連絡すればいいのに当日で言いと思っているから、当日混乱が起きたり予定通りに物事が運ばない。ちょっとだけ工夫すればいいのに、連絡票とか、連絡帳とか作ればいいだけなのに。いっつもそう思います。でもあんまりその発想は無いみたい。
オフィスも、汚くても仕事できるっちゃあ出来ますが、綺麗で整頓されていた方が無駄なく働けるでしょう。形から入る人間というわけではないですが、この時訪れたオフィスのように、予定表があって、整頓されたファイルの棚があれば随分仕事が効率的になる。やっぱり職場環境を整えるというのは仕事の成功への一つのキーなんじゃないんでしょうか。このNGOが成功した理由の一つにもこれが挙げられるのではないかと思いました。

そして最後に訪れたのは、小さな商店街にある小さな小物屋さん。スモールビジネスを始める人のための小さなプラットフォームのようなものがあり、そこに会員費を少額納める代わりに、必要な道具や材料を借りて、小さなお店を開けるよう支援してくれる団体なのだそうです。訪れたのは、そこを通して小物屋を始めた一人のおばさんのお店。とってもかわいいアクセサリーが並んでいました^^しかし、商品がちょっと汚くなってたり古くなってたりしたかな…商品を買ううえで、それが綺麗であることは第一条件。そこが改善されたらもっと売れると思うのですが… 



そのプラットフォームではスモールビジネスをしている人たちの子どもが学校に通えるよう奨学金を出す活動もしているようで、それで大学に通っている子たちが小物屋の前を通り過ぎて行っているのを見ました。彼女たちの笑顔を見て、学校に行ける嬉しさが伝わってきました。

私たちが帰るときには土砂降りで、地面が水につかってしまいました。大通りまで出られるように、街の小さな子どもが道に大きな石を敷いてくれました。本当に心優しい少年。ありがとうの気持ちでいっぱい。



今回はいろいろな形のソーシャルエンタープライズに出会えて、そこのいる人々の生き方に触れられて、とても勉強になる1日でした。この日学んだことを忘れないように心に留めたいと思います。

Thursday, August 18, 2011

45-47日 日々のこと。笑

月~水、一気に書きます★
まずは月曜日。かなり忙しい1日でした!日本の法律に関する調査や、国際結婚に関するデータ集めなど。自分が知らないことが多くて、改めて勉強になりました。

そして火曜日。早
最近はスタッフの人が日本の現行の法律について調べたりそれに基づいて今後の対策を話し合ったりしているので、その補助で資料を探したりしています。こういうのはNGO内で一人の日本人である私の仕事なので、少しは役に立っているのかなぁと思ったり。
仕事の後は他のインターン生と一緒に、アイセッカーの家に泊まってきました★フィリピンのいろんなところを知ることが出来て、日本と比較できるので楽しいだけじゃなく勉強になります。塾に必死で通って勉強して、国立目指して、でも失敗したら有名な私大に入る。これフィリピンでも一緒らしいですよ!フィリピンも日本も受験生は大変ですね^^;;自分の高校生のころを思い出しました。
でもフィリピンには中学校がないんですよ。小学校から高校。だから大学に上がれる年齢も日本より若いです。ものすごく若い子が大学1年生だったりしてたまに驚きますw

水曜日朝は、アイセッカーのお家のお手伝いさんがそこら辺のレストランよりおいしい朝ご飯を作ってくれました。なんかいろんな意味ですごい。笑 水曜日は比較的暇な一日を過ごしw、仕事が終わったら他の日本人インターン生とごはん♪以前の記事にもあるように、アイセックジャパンのプログラムJWIで同じ2期生のFちゃん!と、ダブルMちゃん。笑 と4人で韓国焼肉を食べました~♥ こっち来て韓国料理って…って感じですがw やっぱり韓国料理、おいしいですもんね。焼肉食べ放題+サイドディッシュ付きで299ペソ(600円くらい)ですよ~。安すぎる! Fちゃんは周りに全く日本人がいない環境のようで、外国のインターン生や他のNGOの様子を聞けてよかったです^^元気でよかったぁ。日本人インターン生、みんな頑張ってるようですb

そして!木曜日はフィールドワークに出かけてきました~!念願のフィールドワーク♪♪♪これについては長くなりそうなので次の記事で書きます~:)

ではでは

写真ネタがな~いっ火曜日に食べたハンバーガーで許してください↓笑 おいしかったよ~^^